「あくまで執事ですから。」
あなたは、
『黒執事』
という作品をご存じでしょうか。
闇を抱えた幼き主人とあくまで執事の2人が事件を解決していくミステリー作品です。
今回は、『黒執事』の作品情報・あらすじ、そしてどのサイトで読めるのかご紹介していきます!
『黒執事』作品情報
タイトル:黒執事
作者:枢やな
出版社:スクウェア・エニックス
- ファンタジー
- 人外・怪物
- 推理・ミステリー
- 格闘・アクション
- 復讐・報復
- 心理戦・頭脳戦
- 恋愛
- ダークファンタジーの世界観が好きな方。
- 優秀な執事の仕事っぷりを見るのが好きな方。
- 闇深い事件の謎を解決していくミステリー作品が好きな方。
- 名コンビが事件を解決していく構図が好きな方。
- 礼装・スーツの似合う美形の男性が好きな方。
『黒執事』あらすじ・概要
【あくまで、執事ですから。】
コミックシーモアより引用
彼の職業は執事。彼は今日もお茶を煎れ、銀食器を磨く。そう、すべては主人のために…。スクウェア・エニックスが放つ、エキセントリック・執事コミック、第1巻ついに登場!
優秀な執事が主役の作品なんでしょうか?
厳密には、闇を抱えた主人とあくまで執事の2人のダブル主役だと思われます。
初めに軽く彼ら2人のプロフィールをご紹介致しましょう。
シエル・ファントムハイヴとは
- 名前:シエル・ファントムハイヴ
- 性別:男性
- 年齢:12歳
- 髪色:ダークブルー
- 瞳の色:左目は深い青色、右目は逆五芒星が刻まれた悪魔との契約の証である紫色
- 職業:
伯爵の爵位号を持つ広大な領地を治める当主。
玩具・製菓メーカー「ファントム社」の社長。
次に「シエル・ファントムハイヴ」の魅力をご紹介致しましょう!
性格
冷静沈着で非常に賢く、戦略的思考に優れる。
大人顔負けの判断力とリーダーシップを発揮し、
ファントムハイヴ家のビジネスを成功に導く。
女王の番犬
女王管轄の特務執行機関ファントムハイヴの「女王の番犬」として、
裏社会の管理者として暗躍し、
女王ヴィクトリアからの命令で犯罪や陰謀を暴き、
裏の世界での問題を手段を選ばずに解決する。
強い復讐心
両親を殺した組織への復讐が彼の人生の最大の目的であり、
そのためにセバスチャンとの契約を結ぶ。
セバスチャン・ミカエリスとは
- 名前:セバスチャン・ミカエリス
- 性別:男性
- 年齢:不明
- 髪色:黒
- 瞳の色:赤
- 職業:ファントムハイヴ家の執事
シエルと以下の契約を結び、忠誠を誓う悪魔の執事。
- 契約者が復讐を遂げるまで裏切らずに守り抜くこと。
- 契約者の命令に絶対服従であること。
- 契約者に嘘を吐かないこと。
次に「セバスチャン・ミカエリス」の魅力をご紹介致しましょう!
完璧な執事
料理、掃除、戦闘、社交などあらゆる執事の仕事を完璧にこなし、
どんな困難な状況でも優雅に仕事を遂行し、
シエルをサポートします。
悪魔としての力
非常に強力な悪魔であり、
人間離れしたスピードや力、知識を持ち、
敵を容易に圧倒します。
冷酷さとユーモアセンスを兼ね備える
悪魔であるセバスチャンは冷酷であり、
人間に対する情や感情は持ち合わせません。
そんな一面に反して、皮肉なユーモアや軽い冗談を交えることが多く、
特に戦闘の最中や危機的状況でも、
冷静に振る舞いながら軽口を叩くことも多いです。
『黒執事』見どころポイント
- 頭脳明晰で才能を遺憾無く発揮する若くして伯爵号を持つ少年「シエル・ファントムハイヴ」と全てにおいて完璧な執事の「セバスチャン・ミカエリス」との主従関係。そして名コンビっぷり。
- セバスチャンの力を借りて、事件や問題を解決するまでの手筈を整えるスピード感。
- 潜入捜査はお手の物!シエルとセバスチャンの現場への溶け込み具合。
- シエル達に事件解決の命を下す「ヴィクトリア女王」の存在。そして彼女の思惑。
- 魂を喰らう「悪魔」に対する、人間の魂を刈り取る「死神」という存在。
- シエルの許嫁「リジー」との恋の行方。
- ファントムハイヴ家に隠された秘密。
『黒執事』推しキャラ紹介
私の推しキャラは「グレル・サトクリフ」です。
初めて聞く名ですね。どのような人物なのでしょうか。
死神派遣協会に属する死神の1人です。
個性的でとても魅力あるキャラなんです。
そんなグレルの魅力をご紹介致しましょう。
まずは軽いプロフィールからご紹介致しましょう。
真っ赤なロングヘアーに眼鏡でオネエ口調が特徴的な男性。
赤色が好きで、赤色の物を常に身に付けている。
男色家でセバスチャンそして、同僚のウィリアムのことを好いている。
戦闘時には、チェーンソー型の死神の鎌(デスサイズ)を用いて、仕事をする。
そんな彼の魅力は3つあります。
グレルの魅力①好きなキャラへの強い執着心
1つ目は、好きなキャラへの強い執着心です。
セバスチャンやウィリアムと対面した際には、
すぐに彼らの色香に溺れてしまいます。
相手を押し倒したくなるS気なところあれば、
虐げられた際にも喜ぶM気質な一面もあります。
終いには戦い合うことさえ愛ゆえにと思っている。
グレルの魅力②ダークな雰囲気を和ませてくれるところ
2つ目は、ダークな雰囲気を和ませてくれるところです。
作中で、真剣なシーンに颯爽と現れたり、
愛ゆえにセバスチャンとウィリアムに近づき過ぎて、
返り討ちに遭う彼の姿に場の雰囲気が和みます。
重めの内容が続く中で、
一呼吸入れてくれる彼の存在は、
黒執事という作品に置いて欠かせない存在と言っても良いでしょう。
グレルの魅力③自分を一流の女優だと認識しているところ
3つ目は、自分を一流の女優だと認識しているところです。
自分を一流の女優として認識しているグレルは、
綺麗な言葉や洒落た言葉を使い、美しいシチュエーションを整えようとします。
全てが揃ったグレルの戦い方は優雅で残忍!
それはもう全ての読者を惹き込みます。
以上、私が感じるグレルの魅力となります。
『黒執事』〇〇編一覧・あらすじ
切り裂きジャック事件編(2-3巻)
ロンドンで娼婦の連続殺人事件が発生。
刃物での残忍な殺害方法から、
犯人は「切り裂きジャック」(ジャック・ザ・リッパー)と呼ばれていた。
シエルとセバスチャンは、女王の命により、事件の捜査を開始する。
事件の捜査のために以下の者達と協力していくこととなる。
- 中国貿易会社「崑崙」(コンロン)の英国支店長そして上海マフィア「青幇」(チンパン)の幹部「劉」(ラウ)
- 王立ロンドン病院勤務「アンジェリーナ・ダレス」(通称マダム・レッド)
- マダム・レッドの執事「グレル・サトクリフ」
- 葬儀屋「アンダーテイカー」
捜査が進み、被害者達の「子宮」が切り取られて無くなっているという共通点が見つかる。
そして推測される情報から1人の人物が浮かび上がるのであった。
その人物を追い詰め事件を解決したはずが…
逆さ吊り事件編(4-5巻)
切り裂きジャック事件解決から束の間、
インド帰りの貴族や軍人達が次々と襲われ、
身ぐるみを剥がされた後に逆さ吊りにされるという事件が起きていた。
女王の命令で捜査に向かうシエルとセバスチャン。
そして犯人の残した手がかりを頼りに捜査をしていた矢先、
人探しをしているという以下2人のインド人と出会い行動を共にすることになる。
- ベンガル藩王国の国王の第26子「ソーマ・アスマン・カダール王子」
- ソーマの執事(カーンサマー)「アグニ」
そしてアグニが単独で行動するタイミングに合わせて、
再度逆さ吊り事件が起こる。
アグニのことを怪しく思ったシエル達とソーマはアグニを尾行することに。
そしてアグニの向かった先とは…
ノアの方舟サーカス編(6-8巻)
ロンドンで子供達が行方不明になる事件が発生。
移動サーカス「ノアの方舟」が訪れた場所で事件が起こることから、
女王陛下の命により直接サーカス団を調べに行くシエルとセバスチャン。
捜査の過程で下記の個性豊かなサーカス団メンバーと出会う。
- 道化師の「ジョーカー」
- 綱渡りの「ドール」
- 猛獣使いの「ビースト」
- ナイフ投げの「ダガー」
- 空中ブランコの「ピーター」と「ウェンディ」
- 火吹き芸の「ジャンボ」
- 蛇使いの「スネーク」
そしてその中の仮団長でもあるジョーカーにスカウトされ、
成り行きで団員として働くことになった2人。
内部捜査が捗ると思いきや、
いきなり2人は離れ離れに…
ファントムハイヴ邸連続殺人事件編(9-11巻)
ファントムハイヴの屋敷にて正餐会を開きとある客人達をもてなすよう女王より命を受けたシエル達。
そして正餐会には以下の人物達が招かれた。
- 銀行名誉役員「ゲオルグ・フォン・ジーメンス」
- 女王陛下の秘書武官兼執事「チャールズ・グレイ」
- ダイヤモンド研磨業社長「カール・ウッドリー」
- 造船・海運企業役員「パトリック・フェルペス」
- 舞台演出家「グリムズビー・キーン」
- オペラ歌手「アイリーン・ディアス」
- 眼科医兼若手小説家「アーサー」
- 中国貿易会社「崑崙」(コンロン)の支店長「劉」(ラウ)
何事もなく正餐会が開かれたその日に、
屋敷内で殺人事件が起きてしまう。
豪華客船編(11-14巻)
死者を蘇らせる病院の噂を聞いたシエル達。
捜査の結果、死者蘇生の奇跡は、
医師のみで結成された「暁学会」という秘密結社による非合法な人体実験の成果だということが分かる。
さらに暁学会の実験成果の発表会が豪華客船カンパニア号にて行われるという情報を掴んだシエル達は、船へと乗り込むのであった。
乗り込んだ先でシエル達は、シエルの許嫁のリジー達ミッドフォード家の者達と出会う。
- ミッドフォード侯爵家令嬢「エリザベス・ミッドフォード」(通称:リジー)
- ミッドフォード侯爵家長男「エドワード・ミッドフォード」※漫画内では公の字が使われていますが恐らく誤植かと思われます。
- ミッドフォード侯爵家当主「アレクシス・レオン・ミッドフォード」
- ミッドフォード侯爵家夫人「フランシス・ミッドフォード」
そしてリジー達の目を盗み、発表会の会場に潜入に成功するシエル達。
発表会でシエル達は、実際に死者を蘇らせる瞬間を目にするが…
寄宿学校編(14-18巻)
女王よりシエルへ一通の手紙が届く。
内容は名門寄宿学校「ウェストン校」へ通う従甥「デリック・アーデン」を含めた何人かの生徒が学園内で行方不明になったというものだった。
シエル達は原因を調査すべく、
シエルは一生徒として、
セバスチャンは寮監として学校での潜入捜査を開始する。
ウェストン校には、下記4つの寮があり、
各寮にて通称「P4」と呼ばれる4人監督生達が、
校長の代理で学園の自治を行っていた。
- 特別高貴な身分の生徒が集まる「深紅の狐寮」(スカーレット・フォックスりょう)
- 武道やスポーツに長けた生徒が集まる「翡翠の獅子寮」(グリーン・ライオンりょう)
- 勉学に長けた生徒が集まる「紺碧の梟寮」(サファイア・オウルりょう)
- 一芸に秀でた生徒が集まる「紫黒の狼寮」(ヴァイオレット・ウルフりょう)
学園内の事情を知るために校長に会おうとするシエルだが、
学園における絶対君主「校長」に会える者は、
校長主催の「真夜中のお茶会」への参加資格を持つP4とその寮弟だけだと一蹴されてしまう。
真夜中のお茶会に参加するため、
シエルは、P4の寮弟になるために、
P4達に取り入るべく行動を開始するのであった。
緑の魔女編(18-22巻)
ドイツ国内で、突然異形の姿へ変わり果て絶命してしまうという不可解な死亡事件が起きる。
女王の命により捜査を開始したシエル達は、
事件が「魔女の呪い」によるものだということ、
そして被害者の共通点として亡くなる前に「ヴェアヴォルフの森」という場所を訪れ「人狼」の姿を目にしているという情報を掴む。
捜査のため直接森へと赴くシエル達だったが、
森にある魔女の村に辿り着いた時、
村人達に村への侵入を拒まれてしまう。
そこに森の領主であり、
通称「緑の魔女」と呼ばれる「ジークリンデ・サリヴァン」が現れる。
ジークリンデにより一夜に限り村に滞在することを許されるシエル達。
しかし、森の瘴気に当てられシエルは呪いにかかってしまうのであった。
青の教団編(23巻-29巻)
近頃、身分や年齢、性別など関係無く誰でも参加できる集会(パーティー)が「スフィア・ミュージックホール」にて開催されているという噂が広まる。
不審に感じた女王の命により、
シエル達は捜査を開始した矢先、事件は起こる。
リジーの兄エドワードより、
リジーが集会に参加した日を境に家に帰らなくなってしまったと聞かされる。
リジーの安否を確かめるため、
そして女王からの命によりシエル、セバスチャン、エドワードの3人は、
スフィア・ミュージックホールへと赴くのであった。
そして会場の奥に選ばれた者のみが参加できる、
特別イベント会場があることを知るシエル達。
選ばれたシエルは1人で参加し、
会場で衝撃の事実を知る。
なんと特別イベントとは参加者から採血していくというもので、
さらには多量の血を抜かれて亡くなった者もいることが判明する。
集会の目的が「輸血」用の血液採取であると知ったシエル達は、
黒幕の正体を暴くため、
事件解決に動くのであった。
逃亡生活編(30巻-)
もう一人の兄の策略により、
スフィア・ミュージックホールの真犯人に仕立てあげられ警察に追われる身となるシエル達。
さらにはファントムハイヴ伯爵の座まで奪われてしまう。
屋敷を追われ、行き場を無くし途方に暮れていた時、
シエル達の前に「劉」が助けに現れる。
劉の拠点で一時的に身寄り場所を得たシエル達。
そしてシエルが「ファントムハイヴ伯爵」の座を取り戻すための作戦が決行される。
シエルvsシエルの決着の行方は果たしてどのような結末を迎えるのか。
『黒執事』〇〇編一覧・ネタバレ・感想
切り裂きジャック事件編(2-3巻)ネタバレ・感想
シエルがファントムハイヴ家当主であり続ける理由
家族を殺され1人生き残ったシエルは、
犯人に同じ苦痛を与えるため悪魔のセバスチャンと契約し、
ファントムハイヴ家の当主としてあり続けることを誓いました。
その生き方に後悔は無く、
そして誰にも甘えること無く強く生きる姿には惹きつけられましたね。
明かされるシエルとセバスチャンとの契約内容
2人の間に結ばれた契約内容は、
シエルの魂と引き換えに、
シエルが目的を果たすまで、
セバスチャンがシエルの力となりシエルを守り抜くというものでした。
その契約により、
シエルの命令だけに従い、
シエルのためにだけ動くセバスチャンの忠誠心を示す姿は、
とてもかっこいいですよね。
そして自分にもこういう執事がいて欲しいな〜という憧れの気持ちが芽生えます。
黒「執事」vs赤「死神」
人間でも悪魔でもない、
神と人との中立である存在「死神」。
魂を狩ることができる「死神の鎌」(デスサイズ)を持つ死神とセバスチャンの一騎打ち。
セバスチャンが初めて手を焼くことになる、相手と対面し本格的なバトルが始まり興奮が止まりません。
逆さ吊り事件編(4-5巻)ネタバレ・感想
ソーマとアグニ
明るく天真爛漫な王子「ソーマ」とセバスチャンに引けを取らない執事っぷりを見せる「アグニ」。
ソーマに命を助けられたその日より、
アグニはソーマのためにお仕えすることを心に決める。
シエルとセバスチャンと悪の命コンビだとすればソーマとアグニは善の命コンビと言えるでしょう。
彼の明るさに振り回されて、
シエル達のペースが崩れる姿はほっこりしますね。
そしてこのエピソードで描かれるソーマが一人前に成長していく姿はとても応援したくなりました。
シエルの過去
屋敷を襲われた後、
攫われたシエルは怪しい集会の生け贄として差し出されることになる。
そこで出会ったセバスチャンと契約を結ぶこととなる。
少ない描写でしたが、
シエルの壮絶な過去が伝わりでゾッとしましたね。
シエルを前へと突き動かしているものは、
復讐への覚悟だと痛感させられました。
カリー対決
カリー作りに置いて右に出る者は居ない神の右手を持つアグニとセバスチャンのカリー作り対決。
お互いの主のために負けられない2人の覚悟は見物です。
ノアの方舟サーカス編(6-8巻)ネタバレ・感想
個性豊かな一軍のサーカス団員達
彼らは皆同郷であり、片腕、片足が無いなど問題を抱えているという共通点がある。
彼らの出自が怪しいと目を付けて、
捜査を進めていこうとするシエル達だが…
お互い監視の目がある中で、
一緒に行動出来ないシエルとセバスチャンが団員達の目をかいくぐり、
独自に捜査を進めていく姿はわくわくしますね。
刻印
ジョーカー達の義手や義足にある刻印と同じ馬を冠する家紋の封蝋が使用された手紙を見つけるシエル。
その家紋の所在を辿ると1人の人物が浮かび上がる。
刻印そして行方不明になった子供達数々の証拠から、
サーカス団を束ねる存在の行方が分かっていきます。
少しづつ真相に近づいていくミステリー作品で1番楽しいところですね。
死神ウィリアム
団員として潜入するシエル達と同じくして、
潜入していた死神「ウィリアム」。
同僚の尻拭いから、サーカス団のテント内でシエル達にバレぬように仕事を遂行して行くのであった。
お互いに干渉はしないと決めて行動しあうことになるシエル達とウィリアムですが、
やむを得ず手を取り合う状況になってしまうシーンはテンションが上がりました。
ファントムハイヴ家の使用人
ファントムハイヴ家で働く使用人達。
- 家令「タナカ」
- 庭師「フィニアン」
- 家女中「メイリン」
- 料理人「バルドロイ」
彼らの正体はただの使用人では無く…
普段は失敗ばかりで温和な使用人達ですが、
ファントムハイヴ家に身を置く以上は…
ということで震える展開でした。
ファントムハイヴ邸連続殺人事件編(9-11巻)ネタバレ・感想
セバスチャンの不審な行動
使用人達に自分が居なくなった時のための指示を出し始めるセバスチャン。
不意な訪問と指示に唖然としたまま受け入れる使用人達。
そして自分の代わりとして牧師「ジェレミー・ラスボーン」という男を呼び寄せる。
不必要なことをするとは思えないセバスチャンが、
何故このような行動を取ったのか…
その理由には驚きを隠せませんでしたね。
正餐会に場違いな若手小説家アーサー
過去にアーサー執筆した長編小説がシエルの目に留まり、
興味を持ったシエルは眼科医兼若手小説家のアーサーを正餐会へと招待するのでした。
シエル達と共に探偵役として行動することになるアーサーの推理力は必見。
そして今回の事件がきっかけで、後に彼が誰もが知る大物作家に成長することになろうとは私も思いませんでした。
豪華客船編(11-14巻)ネタバレ・感想
死者蘇生の奇跡
暁学会による人体実験により、死者が蘇るという噂が出回る。
事の真相を確かめるために、
実際に死者を蘇らせる瞬間を目にするが、
動き出した遺体に意志は無く…
動き出した遺体により、
客船内は大パニック。
緊張感が走る船内で、
許嫁のリジーを守り抜くシエルの姿には惚れ惚れしちゃいました。
はたしてシエル、リジー達は命運はいかに。
ミッドフォード家
ミッドフォード侯爵家は代々英国を守護する騎士の一族。
弱者を守る盾であることを誓う英国騎士として立ち上がる。
我が身はもちろん、
船上でのパニックにセバスチャンらと立ち向かう姿は華麗で爽快です。
セバスチャンだけでは手が回らない現状も彼らの協力があればきっと…
葬儀屋アンダーテイカーの正体
件の病院との仕事より、客船内にてシエル達と出会う。
そして人体蘇生の鍵を握るアンダーテイカーは、
シエル達に人体蘇生の真実と自らの正体を明かすのであった。
シエル達の前に姿を現したアンダーテイカーには、
今までのおちゃらけた雰囲気は無く異質な空気漂っており、
とにかくかっこいいです。
正体を明かしはしたものの、彼の狙いは分からず…
今後のアンダーテイカーの動きに目が離せません。
寄宿学校編(14-18巻)ネタバレ・感想
P4(プリーフェクト・フォー)
各寮の最高位の生徒で尊敬を集める4人の監督生達。
- 深紅の狐寮の監督生「エドガー・レドモンド」
- 翡翠の獅子寮の監督生「ハーマン・グリーンヒル」
- 紺碧の梟寮の監督生「ロレンス・ブルーアー」
- 紫黒の狼寮の監督生「グレゴリー・ヴァイオレット」
寮同士が対立しているという話しを聞くも、
誰にでも平等に優しく接してくれるP4達、
しかし行方不明生徒の事を聞くと途端に口を閉ざしてしまいます。
劇的な展開で彼らの秘密を暴くシエル達の姿には興奮しました。
セバスチャンに任せっきりにせず、
体を張るシエルも良いものですね。
行方不明となった生徒達
「デリック・アーデン」の行方を捜査して行くシエル達は、
デリックが深紅の狐寮から紫黒の狼寮へと寮を移動したという話しを聞く。
寮を移動した理由を訪ねるも、
みな「校長の決定だから」の一点張り。
捜査を進めるためには、
やはり事件の鍵を握る校長先生に会うのが必要不可欠。
P4組に仲間入りするためにシエル達が立てた作戦とは。
セバスチャンのと言うよりは、シエルのずる賢さが遺憾無く発揮される寄宿学校編。
活き活きするシエルの姿が見れてにっこりです。
真夜中のお茶会
校長主催のお茶会であり、校長に対面する権利。
ついに校長と対面したシエルの取った行動そして、校長の正体とは。
全ての真実が明らかとなった真夜中のお茶会。
そこには衝撃的な事実が!
怒涛の展開に息を呑む時間もありませんでした。
それはそれとして、
いつ見ても潜入したシエル達が素性をばらすシーンは興奮しますね。
緑の魔女編(18-22巻)ネタバレ・感想
ジークリンデ・サリヴァン
ヴェアヴォルフの森の領主で「緑の魔女」と呼ばれる。
森を守りながら、
緑の館と呼ばれる場所で執事の「ヴォルフラム・ゲルツァー」と共に暮らしている。
敵視される村で唯一シエル達の味方となってくれる存在。
ジークリンデの外の世界に興味津々で無邪気な姿、
シエルのために世話を焼いてくれる優しい姿とのギャップが可愛い!
読者的にも重い展開が続く中、
息抜きの場を作り出してくれる唯一の存在です。
呪いにかかってしまったシエル
森の瘴気に当てられ、目が見えなくなってしまったシエル。
ショックからセバスチャンを含む近付く者を拒絶してしまう。
完全に怯えきってしまい、
部屋に閉じ籠ってしまったシエル。
主を危険な目に合わせてしまい、
執事としての務めを果たせなかったセバスチャン。
2人のコンビが一時的でも見れないのは悲しいですね…
早く呪いが解けることを祈るばかりです。
村に隠された秘密
「魔女の呪い」ないし、
より強力な効果を持つ「究極魔法」とは…
さらに村人達はただの村人では無く…
そして「人狼の正体」も明らかに…
全ての秘密を知ってしまったシエル達の運命やいかに。
壮絶な脱出劇。
ファントムハイヴ家総員で臨むド派手な展開、
そして意外な救世主の存在と、
とにかくテンション上がりっぱなしでした。
青の教団編(23巻-29巻)ネタバレ・感想
スフィア・ミュージックホールの調査
捜査を進めていくことで、
スフィア・ミュージックホールで開催されるパーティーの目的が輸血用の血を集めることだとシエル達は知る。
そしてシエルも命に別状は無いものの、
油断して血を抜かれてしまう。
真実を知った時ゾッとしてしまいました。
そして何よりシエルが無事で良かったです。
ただシエルが血を抜かれてしまったことにはきっと何か意味がある気がして怖いです。
占い師「ブラバット・スカイ」
特別イベントへ招待する人間を選抜する役割を持つ占い師。
かつてのP4メンバーを従え、
セバスチャンの正体が普通の人間では無いことを見抜くなど、シエル達を驚かせる。
中性的で整った見た目に、
惹き込まれる魅力がある彼ですが、
集会の裏事情に深く関わっているのが分かり怪しさ満点です。
リジーの行方
スフィア・ミュージックホールの一件後、姿をくらますリジー。
あんなにも溺愛していたシエルによそよそしい態度をとる理由そして彼女の目的とは。
以前からシエルに対して、
シエルであってどこかシエルでないと違和感を覚えていたリジー。
彼女の表情が曇っていくばかり…
もう一度彼女の笑顔が戻ってくる日は来るのでしょうか。
シエル・ファントムハイヴ
首謀者を逃してしまうも無事にスフィア・ミュージックホールでの企みを潰したシエル達、事件は一段落を迎えたかと思われた矢先、新たに事件が起こる。
シエルとセバスチャンの目の前に、
「シエル・ファントムハイヴ」と名乗るシエルと瓜二つの人物、
そして「アンダーテイカー」が現れる。
混乱するシエル達を前に家令のタナカが、
「シエル・ファントムハイヴ」の過去について語り始めるのでした。
もう一人のシエル…?と最初は頭が混乱してしまいました。
しかし、改めて過去の話しを読み返して見ると、
もう一人のシエルの存在がきちんと示唆されており、
枢先生の伏線の張り方に驚きを隠せません。
本物の「シエル・ファントムハイヴ伯爵」は一体どちらになるのでしょうか…
逃亡生活編(30巻-)ネタバレ・感想
逃亡生活
シエルはもう一人のシエルに全ての地位を奪われ、
スフィア・ミュージックホール連続殺人事件の犯人として仕立てあげられ警察に追われる身となってしまう。
警察の目をかいくぐりながら、
もう一人のシエルと対決することを心に誓うシエル達。
手始めにもう一人のシエルの命の元である、
輸血用の血の供給源を断つために、
アンダーテイカーと関わりの深い「暁学会」に関する場所の調査、
そして殲滅作戦を決行するのであった。
天から地へと生活が一変してしまったシエル達。
しかし何度も痛い目を見て、事件を解決に導いて来た実績は本物です。
もう一人のシエルにシエル達の実力を思い知らしめて欲しいです。
ヒースフィールド男爵邸編
死者が蘇ると噂されていた病院に、
かつて勤務していたナース達が数名ほど勤めている「ヒースフィールド男爵邸」。
「メイリン」と劉の義妹「藍猫」がメイドとして潜入を開始する。
潜入直後、藍猫の行方が分からなくなってしまい、
一人調査を進めるメイリン。
調査の末、彼女が見つけた部屋とは。
今回はメイリンの深掘り回ですね。
断片的でしか紹介されなかったメイリンがファントムハイヴ家のメイドとして成るまでの過去が明かされます。
どんどん今のメイリンになっていく過程は、
元のメイリンが戻ってきてくれたような感じがして、
自然と嬉しくなってしまいました。
アテナ退役軍人療養所編
暁学会に所属していた医師多数勤務している「ウィルトシャーの退役軍人療養所」。
「バルド」が元軍人として、
「劉」がバルドの雇われホームドクターとして潜入を開始する。
無事に潜入できたものの、
担当医師として呼ばれた者は、なんとあの死神「ノックス」だった。
ノックスが担当医師!?
死神の仕事をしているはずの彼がなぜ一療養所にいるのか…
1つ分かることは、魂のスケジュールのズレが診療所で起きているということ。
怪しさ満点ですね!
そして今回はバルドの深堀り回!
過去に戦場経験があると言われて来たバルド。
彼の過去はとても悲しく…
だからこそ今のバルドの笑顔が泣けて来ますし、
より彼が好きになりましたね。
F.O.L.児童養護院編
暁学会に所属していた貴族から多大な寄付を受け取っている「ノーフォークの新設児童養護院」。
「フィニ」と「スネーク」が孤児として潜入を開始する。
しかしそこで待ち受けていたのは、
ノアの方舟サーカス団の「ドール」だった。
さらには、どこかファントムハイヴの屋敷に似ている作り、
そしてシエルや使用人達に似ている下記の子供達に困惑するフィニ。
- 頭がキレる冷静沈着な少年「テオドア」
- 料理と刺繍の腕前が一流で恥ずかしがり屋な少女「オリバー」
- 礼儀正しく躾に厳しい少年「アーティ」
- 喜怒哀楽が激しく慎重さに欠ける少女「メイベル」
どこか闇深い雰囲気を漂わす養護院。
フィニとスネークの命運はいかに。
ドールとの再開を喜ぶスネーク、
お互いに事情を知り尽くし合っているドールとフィニ。
スネークの手前均衡が保たれるが、
この関係が壊れた時どうなってしまうのか恐ろしいです。
そして今回はスネークの深掘り回でもありましたね。
サーカス団員時の思い出、
ファントムハイヴ家での思い出、
揺れ動くスネークの気持ちを前に、
事情知る我々読者はついにこの日が来てしまったか…
という気持ちで胸がいっぱいです。
ザ・ネクタルスプリングスホテル編
暁学会に所属していた貴族が支配人を務める「ブライトンの新リゾートホテル」。
「シエル」と「セバスチャン」が潜入を開始する。
偽名を用意し、身分を偽りホテルへ向かうシエル達。
しかし、迎え入れられた先では既に正体が筒抜けになっており…
使用人達の活躍を経て、ついにシエルとセバスチャンが登場!
やはり2人の安心感は格別ですね。
使用人達が無事に作戦を遂行していることを信じている姿は微笑ましいですね。
作戦終了後、再び再開した日にはより彼らの絆が深まることでしょう。
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おわりに
ご読了ありがとうございました。
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